絵本 どうぶつたちのナンセンス絵本 ehon100

1,760円(税160円)

定価 1,760円(税160円)

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むかし あるおじさんが 動物園の 動物たちに
「こんにちは. ごきげんいかが?」と あいさつしてた。
どうして そんなこと してるの? って きいたらね,
「ぼく みたいな つまらない 人間が,
おりの中の 動物たちに してやれることと いったら,
これくらいしか ありませんから」だって.

人気絵本作家マリー・ホール・エッツ未邦訳作品の初翻訳。
絵本というよりは詩集に近い本作は、
エッツがニューヨークの出版社ヴァイキング・プレスで、
名編集者とともに様々なジャンルの表現に挑戦していたころの一冊です。

ぼうしをかぶったカバ、夫人を食べてしまうワニ、ベッドの下のマナティなど、
シンプルでのびやかな線画で描かれた風変わりな動物たちが出てきます。
動物とユーモアを愛したエッツの”ナンセンス”な詩の数々を
小宮由さんのリズム感の良い訳文で楽しめます。

著者について
・マリー・ホール・エッツ Marie Hall Ets(1893-1984)

アメリカ、ウィスコンシン州ノースウッズで、6人兄弟の4番目として生まれる。現在のパーソンズ美術大学で絵を学んだ後、セツルメント活動をしながらシカゴ大学で社会学を専攻した。絵本作家を目指すようになってからはコロンビア大学大学院で児童心理学も学んだ。 1960年『クリスマスまであと九日』(冨山房)でコルデコット賞を受賞。『もりのなか』『わたしとあそんで』(以上、福音館書店)『ねずみのウーくん』(冨山房)『ペニーさんと動物家族』(徳間書店)の4作がコルデコット・オナー賞を受賞した。

・こみや ゆう 小宮由(1974- )

翻訳家。東京生まれ。2004年より東京・阿佐ヶ谷で家庭文庫「このあの文庫」を主宰。祖父はトルストイ文学の翻訳家である北御門二郎。主な訳書に『ロベルトのてがみ』、『ねずみにぴったりののりもの』(ともにマリー・ホール・エッツ作/好学社)、『ぼくはくまですよ』(フランク・タシュリン作/大日本図書)、『せかいいちおいしいスープ』(マーシャ・ブラウン作/岩波書店)、『モミの木』、『雪の女王』(アンデルセン作、サンナ・アンヌッカ絵/アノニマ・スタジオ)など多数。


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