地平線のかなたまで ヘルヤ・リウッコ=スンドストロム ehon082

1,760円(税160円)

フィンランドを代表するセラミック・アーティスト、ヘルヤ・リウッコ=スンドストロムによる絵本。

ヘルヤは、1962年にArabiaのデザイナーを務め、マグカップやオブジェなどの家庭用アイテムから、
学校や病院の壁画を飾る大きなレリーフや立体像まで、作品は多岐にわたります。
1977年に陶板を挿絵とする絵本の制作をはじめ、本書「地平線のかなたまで」は、3作目になります。

うさぎたちにとって最も大切なこと、それはりっぱな飛び方を覚えること。

飛び方を覚えるべく、兄弟うさぎたちと一緒に、有名なピョンピョン学園に
入学したのですが、末っ子の子うさぎ君は何度やっても飛べません。
先生にも愛想をつかされ、お医者さんにも匙を投げられた子うさぎ君の運命は・・・。


国際障害者年にあたる1981年に、「私たちみんなが必要とされています」というテーマで作られた本作品。
皆と同じように飛ぶことはできなくても、諦めずに前に踏み出し、
自分しかできないやり方で、ほかの仲間たちの役になったり、
助けてあげたりする子うさぎ君の姿には、大人も子供も胸が熱くなるはず。

ヘルヤの陶板絵本のなかでも、陶板らしい表現がよりくっきりと出た挿絵にも注目です。

出版社: 猫の言葉社 (2011/09)

サイズ: 25.6 x 21.8 x 1.1 cm



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