バスラの図書館員 ジャネット・ウィンター , 長田 弘 ehon088

1,760円(税160円)

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戦火から3万冊の本を守った、図書館員のお話。



アリア・ムハンマド・バクルさんは、イラクという
砂にふきとばされた国の港町、バスラの図書館員です。

アリアさんの図書館には、本を愛するひとたちがあつまってきます。
みんなで、この世界の問題をはなしあい、
そうして、精神の問題をはなしあいます。

いまといういま、みんながはなすのは、戦争のことばかりです。



2003年、イラクへの侵攻が町に達したとき、
一人の女性図書館員のアリアさんは蔵書を守ろうと決意し、
街のみんなの助けを借りながら、3万冊の本を自宅に運びます。

この絵本は、この出来事を報じたニューヨーク・タイムズの記事から生まれました。





悲惨な戦火の中のお話ですが、ジャネット・ウィンターが
イラクの街や、街の女性たちの洋服や、たくさんの本たちを
独特の色彩で描いた美しい絵本。

家族で、戦争や紛争について話すきっかけになる1冊です。

※本書の収益の一部は、バスラの図書館およびバスラ子ども病院のプレイルームに贈られます。

出版社: 晶文社 (2006/4/10)

サイズ: 25.8 x 18.6 x 1.2 cm



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